こんにちは！カリグラファーの井波麻里衣です。
このブログでは、カリグラフィーに活かせるDIYもご紹介したいと思っています。今日ご紹介したいのは、私が愛用しているDIYツール、カッティングマシンのシルエットカメオです。
私のインスタグラムでは、作品やDIYについても発信しているのですが、最近カッティングマシンを紹介したところ、「私もやってみたい！」と沢山の方から反響をいただきました。
「カッティングマシン」は、一般的なハンドメイド用の道具と比較すると、高価で大きな機械なので「ハードルが高そう！難しそう！」と思われる方も多いと思います。魅力や使い方もなかなか一言ではお伝えするのは難しく、それだったらブログでお伝えできたら！と記事にすることにしました。
購入を検討されている方のご参考になりましたら嬉しいです。
シルエットカメオとは？
SilhouetteCAMEO（シルエットカメオ）とは、カッティングマシン（別名カッティングプロッター）の商品名ことで、日本のグラフテック社が開発・製造しています。世界中に愛用者が多く、商品デザインも洗練されているので、私は最近まで海外製品だと思っていました。ハンドメイドの盛んなユタ州に拠点のあるアメリカのSilhouette Americca.inc社が企画、販売をしているからだそうです。
カッティングマシンは、その名の通りカットする機械のこと。紙やステッカー状のシール（カッティングシートと言います）など、様々な素材を好きな形に切ってくれます。SilhouetteCAMEOは、家庭用、オフィスや学校などで、誰もが簡単に使うことができる小型のマシンです。
〈Silhouette CAMEO4〉
シルエットカメオでできること（カリグラフィー編）
今やSNSで作品を投稿する時代。市販の商品を使うと、すぐに誰かと同じになってしまう。自分の個性を出したい、他の人とは違った、オリジナルなものづくりをしたいですよね。私も、そう考える人間の一人でした。シルエットカメオは、そんな願いを叶えてくれます。私が、シルエットカメオを使うときはこんなシーンです。
- カリグラフィーを書くための、オリジナルカードやタグを沢山作りたい
- カリグラフィーを書くための、オリジナルのBOXや袋を作りたい
- 自分の文字や、デザインをカットして、作品作りに活かしたい
- カリグラフィーで書いた文字の入ったオリジナルグッツを作りたい
- カリグラフィーで書いた名前やメッセージを、お気に入りの小物に入れたい
- 手書きした文字デザインと同じものを沢山作りたい。印刷ではなく、ペンを使って、、、
これ、全て叶います！夢のようなマシンですよね。文字を書くのと同じくらいものづくりが大好きな私は、作りたいものやアイデアがどんどん溢れてきて、溺れてしまいそうになります。作れるものは無限だなぁと感じていて、私ももっと使いこなしたい！と思っています。
シルエットカメオのメリット（カリグラフィー編）
自分のデザインを使って、もっと自分らしいオリジナルな作品作り、ものづくりがしたい！というのが、私が購入を決めた一番の理由でした。カッティングマシンを使えば、クオリティの高いオリジナルグッツを簡単に作ることができます。作品や、商品をSNSに投稿する中で、他とは違った作品や商品作りをしたですよね。多くの人が使っている市販の素材を使うのではなく、素材や色から、お気に入りのものを選んで、オリジナリティを出した作品や商品、グッツ作りをすることができます。統一感のあるアイテム作りで、自分の個性やブランドの世界観作り上げることができますよ。
カリグラフィーとして拘りたいのは、美しい線。カッターを使って手でカットするには、時間もかかるし、とっても大変な作業。シルエットカメオがあれば、パソコンでのデザインの設定をした後は、ボタン一つで、切り出すことができます。それも、何部でも好きなだけ！データを保存しておけば、好きな時に、好きなだけカットすることができるのです。しかも、手作業よりも圧倒的に美しい仕上がりに。私のカリグラフィーは細い線が多く、細さに拘りたいことが多いのですが、本当に綺麗にカットしてくれます。制作時間の短縮にもなるので、作業も捗ります。（私は、カットボタンを押した後は、子供のお世話時間になっています）
手書きの文字は、無料のソフト、シルエットスタジオに画像を読み込み、文字部分をトレースしてオリジナルのカットデータを作ることができます。シルエットスタジオでは、読み込んだデザインから、好きなカットデザインを作ることができますよ。
自分の文字をカットする際には、自分でデザインデータを作ることになりますが、カリグラフィーを書くためのカードや、装飾などのデザインは、シルエットデザインストアにある２０万点以上のデザインの中から選ぶことができます。無料のものから、有料デザインも100円前後から購入できて、商用に使えるものもあります。タグや、カード、動物や蝶々、ハートなどモチーフの形のカードなどを作りたいときにはぜひ探してみてください。
カットできるものとして、カリグラフィーに一番使用したい紙だけでも、ポストカード、厚紙、トレーシングペーパーなど様々なものがありますが、素材はそれだけではありません。シールになるカッティングシート、布にデザインを貼れるアイロンプリントシート、プラパン、シール、布、合皮まで。さらには、カットだけではなく、ペン書きもできてしまうのです。素材や機能を聞いただけで、何を作ろうかワクワクしませんか？アイデア次第で無限のものづくりが楽しめます！
これは、お店やサロン、ハンドメイドや、ショップを営んでいる方、デザイン業やスモールビジネスをされている方への大きなメリットだと思っています。印刷業社さんに型抜きカットを依頼するには、100部以上でないとコストが見合わないことが多いですし、納品まで数日と時間もかかります。数部、数十部程度でしたら、カッティングマシンを使う方が断然オススメです。発注前のサンプル作りにもとても便利です。私も、季節のレッスンや、ワークショップ、イベントで大活躍でした！
シルエットカメオのデメリット（カリグラフィー編）
導入の際は、カッティングマシンが私の使用しているシルエットカメオ４で約35000円と、その他道具類、カッティングシート等必要な素材を購入する必要があります。また、使用する中で、カット台紙やブレード（カット用の刃）といった消耗品の買い替え、素材の追加購入が必要になってきます。使用頻度にもよるものですが、そこまで使用頻度の高くない私の場合は、台紙もブレードも１年以上使用できているので、あまり気になっていません。（家庭用インクジェットプリンターのインクの方がランニングコストがかかる印象です）
〈消耗品・カッティンングシートなど〉
カッティングマシンは、シルエットカメオ４で最大305mm幅の素材をカットできるため、マシンも相応の幅があります。また、カッティングシートや、色々な素材を集めると、収納場所も必要になってきます。私は、購入当時は設置場所に悩んで、しばらく購入した際の箱の上に置いて作業をしていました。今はDIY用の棚を設置してその上にマシンを設置しています。インテリアに馴染むおしゃれなデザインなので、作業部屋のアクセントになっていますよ。また、パソコンとはBluetoothで接続できるので、ケーブルだらけになることはありません。（コンセントにつなぐだけ）作業部屋にマシンを置いたまま、リビングでパソコン作業をすることもありますよ。
カット中の音がやや大きいので、夜中や、小さな赤ちゃんがいるご家庭では気になるかもしれません。私は３歳、１歳の子供がいるのですが、近くでお昼寝をしている時は控えたり、できるだけ日中をメインに作業しています。（やむなく夜に使用することもありますが、その時は寝室と作業部屋のドアを閉めたりと配慮しています）
まとめ
カリグラフィーで活かす、という点で、私の感じたオススメポイントや、メリットデメリットをまとめてみました。いかがでしたでしょうか？カリグラフィーを活かせて、便利に、簡単に、沢山のものづくりができるマシンを、カリグラフィーや筆記体や、英文字デザインを、書いたり見たり使うのが好きな方に、ぜひ楽しんで頂きたいと思っています。
このブログでは、今後、カリグラフィーを活かしたシルエットカメオでのDIYについても投稿していく予定です！インスタグラムでは、私の最新のDIYの発信もしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
＊２０２３年３月より、Silhouetteの公式アーティスト＆アンバサダーとなりました！３月上旬より、私のデザインしたカットデータがついてくる特典がスタートします。こちらのブログとインスタでお知らせしますので、お楽しみに！
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